環境省自然保護局野生生物課希少種保全推進室から、五月山動物園に対し、「2018年度中に、『絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)』に基づく国内希少野生動植物種及び緊急指定種として、合計53種の追加指定及び1種の指定解除を行った。その内容をまとめたチラシを作成したので広報に協力してほしい。」との依頼がありました。この追加指定により、指定種は計260種になっています。その一覧表を見ると、鳥類ではライチョウやコウノトリ、哺乳類ではアマミノクロウサギやイリオモテヤマネコなど、おなじみの名前が並んでいます。逆に指定解除された1種はというと、「オオタカ」でした。オオタカと言えば、里山保全の象徴のような存在。指定を解除しても大丈夫なのでしょうか。
「国内希少野生動植物種」は、種の個体数が著しく少ない、あるいは生息地が消滅しつつあるなどの「絶滅のおそれ」がある種が指定されます。一方、環境省のレッドリストから外れれば指定は解除、また、カテゴリーが準絶滅危惧へダウンリストし、次の見直しにおいても絶滅危惧U類以上に選定されない場合、指定解除について検討を開始することになっています。
オオタカの場合、1991年に危急種(現行の絶滅危惧U類)に選定されましたが、その後、2006年に準絶滅危惧にダウンリスト、2012年の見直しでも準絶滅危惧のままだったために、次年から指定解除の方向で検討が始められました。全国アンケートによる情報収集でも、生息数は1990年代から増加しており、2000年代以降若干減少している可能性があるものの、生息数が安定し、指定解除されたこと自体は喜ばしいことです。
「種の保存法」では、その種が「絶滅のおそれ」があるかどうかだけに基づき指定します。生息地(オオタカなら里山)保全を目的として種指定するわけではありません。里山保全は別の施策で、というわけです。これまで、オオタカの存在が、里山環境の保全を後押ししてきた経緯があるのですが、指定解除が、環境改変の抑止力解除につながらないよう努めてほしいものです。
さて4月の五月山は、総会からスタートです。どうぞご出席ください。(清水)

2018年度年会費納入のお願い(再掲) 
*年会費 一家族につき1,000円
*郵便振替口座番号及び加入者名
00990-5-104215 五月山グリーンエコー

【関連行事のご案内】

平日作業日 (毎月第1・3水曜日 雨天中止)
 *4月18日・5月2日
 *9時 緑のセンター集合・道具持参
杉ケ谷川活き生きプロジェクト
 * 4月14日(土)(雨天中止)
 * 9時30分〜12時 五月山体育館の下
 * 南〜東 道沿いのやぶ整理
モニタリング1000調査
<チョウの調査> (好天時実施)
  4月21日(土)12時    緑のセンター
<植物調査> (少雨決行)
 *5月 6日(日)  8時30分 緑のセンター