最速のサクラ満開でいきなり夏の陽気に、フジやツツジも4月中に開花、満開、連日最高気温も25度を越える夏日と、今年の日和の歩みは真夏に向けて快速急行の様に止まらない。この分ではどれだけ暑?くて長?い酷暑の夏が続くのやらと、今からすわ恐ろしい。そんな中、エコーの活動は、8日に東山で雑木林の間伐を、21日には節句山で尾根の間伐と竹林整備を、28日はセンターで総会と道具の手入れを、午後からは広場周辺の整理を行った。
今年は、開花が早かっただけではなく、花付きも良かった。ツツジ類も当り年の様で、五月山では本数の少ないコバノミツバツツジも見事!遠目にも鮮やかに、まるでデープパープルよろしく紫の炎の様に目を引いていた。モチツツジも連休前から盛りを迎え、炭焼き小屋コースから大文字展望台にかけての園路脇を薄紅色に縁取った、見事な景観を作っていた。このコースは、選択的に花木を残す計画で、10年来地道に整備をして来た、その努力の成果が現れて来た様だ。
大文字周辺も、大阪自然環境保全協会の市民自然大学での里山講座の実習地として、同じ趣旨で、こちらも10年来コツコツと取り組んで来た。そこを平日作業隊の皆さんの継続的なフォローもあっての賜物なのだ。最近ではこのルートも、観察会のフィールドにも利用していただける様になり、一般ハイカーの利用も増え、やっと人々に、その趣旨も理解され、コースとしても認知されて来たようで、成果が出て来たのではと感じる。
さて、今年の総会では色々なご意見を戴いた。「モニ1000のデータをそろそろ皆の分かる形でまとめて知らしめるべし」「節句山のあの倫敦橋を何とかせにゃ、自分達で木を切って橋を作れば」「寄付基金をいつまでそのままにして置くのか、いや何かの為にまとまったものは残すべし」「活動の理念の再確認と質を上げる為にも勉強会を継続的にするべし」「会員の減少を食い止める為にも新たな人の確保を、その為にもホームベージのトップに会の理念と目的を示して会をアピールするべし」「果樹園の部分を今後どうしていくのか」など、どれも会の現状を鑑み、色々と案じて下さったご意見で有り難い。その中でも、「最近、皆さん活動に来ても覇気がない、歳のせいかも分からんが、それでももっとキビキビ動けるはず」と、「喝!」を入れるご意見をいただいた。覇気の無さは安全面にも影響を及ぼす。貴重な意見だ。
これは偏に指導力の無さのなせる業であるのだろうが、活動の達成感という面での物足りなさや、活動理念の忘却などで、沈滞感が蔓延しているのだろう。だが達成感としては、上記の様に、今までの努力に自然は応えて来てくれている。その成果を皆さん確認していただいているだろうか?目の前に広がる景観を楽しめば、そこから活動への満足感も生まれてくるはずだ。そして、人々のコースへの愛着という、目には見えない形でも、努力の実として育って来ている。そう愛される広場、公園を目指しての管理の遂行も、里山の保全と活用という面から、今後は謂わば箱もの的な成果から、愛着という形而上学的成果の結実を、継続の糧とする段階では。(中川勝弘)