12月4日夕刻、帰宅途中で阪神百貨店のブリッジを歩いていた時にいきなりの降雨が、それも歩道橋を叩き付ける様な雨脚で、雨粒が膝下位まで跳ね上がり、阪急の入り口に辿り着く頃には傘をさしていても裾はびしょ濡れ、梅雨時ならいざ知らず、この時期にこんな雨が降るとは驚き、気候変動もここまで来たかとすわ恐ろしくなった。そんな異常な冬の初め、エコーの活動は9日に節句山で引き続き南面の倒木の処理を中心に行い、15日にはすがたにで、午前中周辺の整備を行い、午後からは納会ということで一年の活動の労をねぎらった。
昔、水は暖まりにくく冷めにくいと教わった。確かにボードセイリングをやっていた若い頃、5月でも海水はかなり冷たく長時間浸かっていると体が冷え切った。逆に10月頃は海に浸かっている方がむしろ温かで、浜に上がると寒いのでそそくさと風呂に駆け込んだものだった。そんな大気との性質の違いは温度変化の熱量の違いにもあるという。
海水温度の1度上昇は、気温に置き換えると10度近くの上昇に相当するらしい。今年の日本近海の海水温は、平年値より1?2度高いという、ということは、気温にすると15度以上になる。これって二季節ほどの違い、海はまだ夏なのだ。だから南の大気に覆われると、夏の夕立のような雨脚になるのか。
海洋生物にはこの違いは深刻な影響を与え、北海道でブリが豊漁、サンマはお留守、和歌山などではサンゴが元気などの、変化が顕在化して来ている。微細プラゴミ問題、辺野古ばかりか各地で埋め立ての嵐と、海はトリプルで環境破壊に苛まれ、地上よりかなり問題だ。
15日に、ふるさと納税の件で、役所が取材をしたいとプロの取材班を伴って来た。クラウドファンディングという、五月山の保全の為の納税という形、様は一種の寄付なのだ。納税者にはその見返りとして自然体験を催すとか。平たく言えば、お金はエコーに援助するから、代わりにおもてなしをしてということ。これに対するメンバーの反応は、お金を払って働いてって、それで成立するのか?と懐疑的な意見と、そういう体験型の活動は今求められており、各地でも盛んだと、容認派に分かれ、29日の忘年会の席上でも話題になった。
その取材を受けている時、会の趣旨はと当然聞かれた。生物の多様性を確保し、身近に自然体験の出来る公園として、維持管理を自分達自らが行うという、設立当初の理念を述べた。恐らくその様に広告され、それを見てお金を出す人がいるかも知れない。その趣旨は嘘ではない。ただ現状でそれが出来ているのだろうか?既存のメンバーにも、以前の様に講座という形でそれを伝える機会もとれていないのが実情だし、活動状況の現状もどうか。
また、体験会を受けるということも、果たして満足していただけるプログラムを提供出来るだろうか?誰かにそれを任せて適当に、という訳には、第三者も絡んで進められていく中では済まされず、練り上げたメンバー総意のしっかりしたものが必要だろう。それを現状で出来るだろうか?いずれにしても、其々が見つめて、考える良い機会ではあるだろう。 (中川勝弘)