今月(1月 )のメッセージ                                  
























温い!厳冬期とは名ばかりで、14日の東山の野辺ではホトケノザやハコベがもう咲いて、すがたに広場に降りそそぐ日差しは弥生の頃のもの、降雪どころか、降霜すら殆どお目に掛からない超暖冬のこの冬、恐らくこの春の植物達はかなり戸惑うだろう。エコーの活動は、13日に東山でヒノキなどの間伐を、19日には節句山で、南斜面の風倒木の処理を行ない、この斜面での処理は殆ど終えた。26日のすがたにではこの冬には珍しく?寒い日和のなか、炭焼き小屋コース上の風倒木の処理を引き続き行ない、中腹にある根上がったモチノキを5人で半日を掛けて、やっとのこと整理をした。翌日はあそび隊で、東山から山越えの寒中観察歩行となった。
去年、モニ1000の植生調査を行い、その時、五月山の植生も常緑樹化している所が増えていると報告にも書いたと思うが、先日畑から山を見ていて、五月丘5丁目から畑天満宮辺りの山肌は、竹林を除き、殆ど裸木に覆われていて、五月山公園緑地内との相観の違いがあると改めて感じた。
このところ公園の紅葉がいまいち、特に去年は台風の影響もあってのことだと思っていたが、いつの間にか常緑樹が樹冠にかなりの数現れて来ていて、そこに台風でサクラにコナラやムク、エノキなどの大木が沢山被害にあい、姿を消した為だと思う。
またナラ枯れによる枯損木での退場も結構効いている様だ。ひょうたん島コースでも改めて見るとアラカシ、クス、ヤマモモなどが高木層の一員として名乗りを上げて来ている。粛々と植生は移り変わっている様だ。
でも、ではなぜ上渋谷辺りの林は変わらないのか?あの辺の山は、昔から地元畑地区以外に、尊鉢などチョット遠方からも、「割り木山」として頻繁に利用していたと聞く。過酷な収奪の為、山の回復が遅れている為なのか?いずれにしても、冬晴れに裸木が輝き綺麗だ。でも、ここがすべて民有林なのが残念だ。
常緑樹林も、自然度の高い森は、外から見ても旺盛な生命力を感じ、生物多様性も高い。だが、五月山の常緑化は、アラカシ、ヤマモモなど特定樹種に偏り、多様性に乏しく中途半端だ。出来ればコナラ−アベマキの林でいてほしい。その為には、頭を出しつつある亜高木層の常緑樹の伐採が必定だが、そう大きくも無いモチノキ一本処理するのに半日掛かっていては…。
運営委員会で、例の岡崎基金の使途について、広場に簡易トイレを設置してはという案が出た。いい案だと思うがハードルは高い。資金面や近所の住民への臭いや衛生面での問題もある。でも一番の課題は、設置は出来ても、誰がそれを維持管理していくのか?やっぱりこれがネックだ。完成した、目出度し、チャンチャンと、have+ppの現在完了形では済まない。have+been+~ingの現在完了進行形での取り組みになる事を考えておかないと。
エコーの活動自体がそう、節句山の観察路も、台風の後、今や朽ち果て消えかけており、このままだとhad+ppの過去完了形に成ってしまう。府民の税金で出来たもの、何とかhad+been+~ingの過去完了進行形で細々でも、これからも維持していかなければと思うのだが。(中川勝弘)