今月(11月 )のメッセージ                                  
























冷え込みの緩い11月、すがたに広場の木々も色付きは進まず、塩害で葉はくすんでいまいちだ。そんな中、行事の方は目白押しで、広場に子供達の弾ける声がこだました。11日、東山ではヒノキ林でナラ枯れ木の伐採や間伐を、17日の節句山では風倒木の伐採整理と湯辺池周辺の草刈りを行った。翌日の18日には五月丘コミュニティ推進協議会主催の里山体験教室に協力、23日の祝日には呉服小学校支援学級の子供達の飯盒炊飯でカレーづくりのお手伝い、24日の定例活動日は、里山あそび隊と合流、風倒木の整理と広場にミカンとミツバツツジの植樹を行った。
18日に実施した地元五月丘コミュニティ推進協議会主催の行事、今年は応募が殺到して、半分程の子達を抽選で断る盛況ぶりだ。当日、まずは5班に分かれて炭焼き小屋コースを上り、アカマツ育成区の風倒木の伐採整理作業を体験する。小生は6年生から1年生までの女子6人のレディース班を担当、早い者勝ちで場所を選ぶのだが、我が班はいちばん最後となった。
残り物には福が有ると言うが、目についたリョウブを選んでみたが、根元が意外に太く、女の子にはチョット無理かと、周りを見渡したが適当な木が無く、これに決定。でも意外、取りかかってみると結構やってくれます。すんなり根元も伐採、終わってみると一番のりの作業終了だった。観るに、男子は集中力の持続が苦手で脱線して遊び始めるが、女子はどの子もまじめに粘り強く切り続ける、その特性の違いの勝利か。雌雄の差は、子供の内からはっきりと出るから面白い。
23日、森林インストラクター近畿連絡会の研修が、私市の大阪市立大植物園であり参加した。講師は大阪自然史博物館の学芸員で、植物化石の研究をしている塚越先生だ。今回は裸子植物の形態進化のお話を拝聴した。外国産針葉樹が林立するエリアで、主にセンペルセコイヤ、ヌマスギ、メタセコイアを比べながら、植物の形態の基本を、一枚の葉って?というところから観察が始まる。サクラの様な単葉と、バラの様な複葉とあるが、何処までが一枚かは、枝と葉の境に離層という部分があり、そこから先が一枚の葉で、落葉する時もそこから離れる。また、その基部から脇芽や花芽が出てくる事もポイントだ。
そして軸に対しての葉のつき方も観る。軸に対して対になって生える対生、それがオトギリソウの様に、前後に90度角度をズラして生えるのが十字対生、左右で互い違いに生えるのが互生と、これも観察点だ。セコイヤは葉の軸上に芽が有るので単葉、ヌマスギは軸付きで落葉していて羽状複葉だ。
メタセコイアは一見ヌマスギと同じ様に軸から落ちているので複葉か?いや!さにあらず。落ちている軸をよ?く観て、なぞると四方向に基部がある、軸の途中に花芽もあるものもありと、メタセコイアは小葉で一枚の十字対生、軸は短枝なのだ。光を受けやすい様に軸の基部から小葉がよれているので羽状複葉の様に見えるのだ。で、その特徴は化石にも現れていて、それが生きた化石メタセコイアの大発見に繋がったという。(中川勝弘)